2006年02月04日

●氷を売る

一志治夫の取材ノート“人の引力”:氷屋さんで話を聞く

ひさびさの更新です。

時間をかけて育てることが大切だということなのだろう。


家庭用の冷蔵庫で作った氷と、プロが作った氷は質が違う。

短時間で作ると純度が低い、プロが作った氷は48時間かけてじっくりと凍らせる。

氷は凍っていく過程で不純物を吐き出す特性があるそうだ。

そして長い時間をかけて、「育てた」氷は、より純度が高く価値を持つ。


同じことは子育てや会社の経営にも言える。


短時間で詰め込まれるのと、時間をかけてじっくりと教育をすることでは、当然その質に違いが生まれる。

自分の子供に対しても、じっくり時間をかけたい。

せっかちに育ててもいい結果は生まない。

会社経営もそうだ。

急速に発展することで、いろいろな不純物が吐き出される前に固まってしまう。

当然、もろく、壊れやすく、解けやすい。

家庭で作られた氷、プロが作った氷。

投機で作られた価値、投資で作られた価値。

自分がしている投資は、「価値」を高めるものでありたいと思う。


もう一点別の視点を投げかけたい。


その中で、スピードに対する考え方の違いはある。

時間の長さは一定ではないのだ。

例えば、自分の10分と、メンターの10分では、時間の長さというか、濃度が違う。

それぞれが属している世界によって、時間の受け止め方が違う。

ある人は10分ではなにもできないと思い。

ある人は、10分もあれば十分と考える。

思想や理念といった、物理的な存在でないものは、どうなのだろうか?

そんなことを考える。

Posted by yoshisuke at 2006年02月04日 08:13
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