2006年02月11日
2006年02月04日
●氷を売る
ひさびさの更新です。
時間をかけて育てることが大切だということなのだろう。
家庭用の冷蔵庫で作った氷と、プロが作った氷は質が違う。
短時間で作ると純度が低い、プロが作った氷は48時間かけてじっくりと凍らせる。
氷は凍っていく過程で不純物を吐き出す特性があるそうだ。
そして長い時間をかけて、「育てた」氷は、より純度が高く価値を持つ。
同じことは子育てや会社の経営にも言える。
短時間で詰め込まれるのと、時間をかけてじっくりと教育をすることでは、当然その質に違いが生まれる。
自分の子供に対しても、じっくり時間をかけたい。
せっかちに育ててもいい結果は生まない。
会社経営もそうだ。
急速に発展することで、いろいろな不純物が吐き出される前に固まってしまう。
当然、もろく、壊れやすく、解けやすい。
家庭で作られた氷、プロが作った氷。
投機で作られた価値、投資で作られた価値。
自分がしている投資は、「価値」を高めるものでありたいと思う。
もう一点別の視点を投げかけたい。
その中で、スピードに対する考え方の違いはある。
時間の長さは一定ではないのだ。
例えば、自分の10分と、メンターの10分では、時間の長さというか、濃度が違う。
それぞれが属している世界によって、時間の受け止め方が違う。
ある人は10分ではなにもできないと思い。
ある人は、10分もあれば十分と考える。
思想や理念といった、物理的な存在でないものは、どうなのだろうか?
そんなことを考える。